【内くるぶしの痛みでお悩みの方へ】 〜タオル1枚でできる簡単ケア〜 内くるぶしの周囲に痛みを感じることはありませんか? それは「後脛骨筋(こうけいこつきん)」のトラブルが原因かもしれません。 後脛骨筋は、土踏まず(内側縦アーチ)を支える大事な筋肉。...
消化器内科に行ったり内視鏡検査をしても「器質的」な異常が見つからないのに、「胃が重い」「スッキリしない」「食欲がない」といった不調を感じる方は少なくありません。中医学では、こうした状態を「胃腸の運動や消化機能の機能低下」として捉えます。 特に多い原因は以下の3つです: 1. 脾気虚(ひききょ)...
こんにちは。トカゲ堂医院です。 みなさんは、「漢方の診察では舌を見る」と聞いたことがありますか? これは中医学(中国伝統医学)における重要な診察法の一つ、「舌診(ぜっしん)」という方法です。今回は、この「舌診」について、初めての方でもわかりやすいようにご紹介します。 漢方では、舌は「体の内側の状態を映し出す鏡」と考えられています。...
中医学の脈診は、手首の脈を診ることで、体の状態や病気の原因を見極める診断方法です。日本の漢方でも使われることがありますが、日本漢方では独自に発達した腹診を使用することが多いです。 ここでは「脈状」と呼ばれる脈の特徴について、はじめて漢方に興味をもった方にもわかるように詳しく説明します。...
中国医学では環境や気候と体調に密接な関係があると考えています。そのため気圧、湿度、温度の変化は人体の生命活動に必要な「気」や「血」と呼ばれるエネルギー物質の動きや内臓の機能に大きな影響を与えます。たとえば梅雨の時期は雨が増えるため、環境中の湿気が増加して体のエネルギーの流れを緩慢にしてしまいます。これにより水分代謝を担当する胃腸の機能が低下して、体内にも湿気が増加するという悪循環を引き起こすのです。この湿気が上半身に停滞すれば頭痛や倦怠感を引き起こし、関節に停滞すれば関節の痛みを引き起こします。また湿気が胃腸に負担をかけることでめまいや食欲不振なども生じることがあります。自宅でできる対策としてはハトムギ、小豆、とうもろこしのヒゲなどのお茶を飲んだり、生姜やシナモンなどの香辛料や柑橘類を食べて気をめぐらせるとよいでしょう。漢方では体質に合わせて湿を除く薬味と気を巡らせる薬味の量を調整し、胃腸の機能低下がある場合は胃腸を鼓舞するような薬味を併用します。一口に気象病と言っても季節や体質によりさまざまなパターンがありますので、お困りの方は早めにトカゲ堂医院までご相談下さい。