· 

五月病と漢方

五月病は四月からの新生活や環境の変化によるストレスがつもり積もって、連休明けにあらわれる無気力や倦怠感のことです。春は中国医学では発散と上昇の季節で、本来は体内の気の動きも外向的で活発になるべきです。しかし新しい環境への適応がうまくいかないと気の巡りが悪くなって、発散と上昇をつかさどる肝臓の気が鬱滞して抑うつ感が生じるのです。多くの場合これと連動して胃腸の機能の低下も生じるため、深呼吸、柑橘系のアロマ、軽い有酸素運動などによるストレス発散に加えて、胃腸の機能を低下させるスイーツなどの甘い菓子を控えることが重要です。つまり生活習慣や心のバランスを整えることが重要になりますが、気の巡らせて胃腸の機能を助ける漢方を服用することでそのプロセスを促進することができます。この時期、倦怠感、無気力、抑うつ感でお悩みの方は早めにトカゲ堂医院にご相談下さい。